過ぎ去りし時を求めて

一年ぶりに何かと思えば突然ドラクエかよって感じですが、久しぶりに文字にして残しておくか、、と思ってしまうくらい「ドラクエXI」面白かったです、という話。


思い返すと、自分がリアルタイムで買ってプレイしたのは実は「4」から「7」までの4作だけなのですが、初めて4をやってからもう実に17年の月日が流れてしまっていることにまず軽い眩暈を覚えます、、、近年はゲームで遊ぶこと自体稀になってしまいましたが、久々に睡眠時間を削ってプレイしてしまいました。30代後半にもなって、、、。


個人的にはPs4版を強くお勧め致します。ノスタルジックなドラクエも良いけれど、やはり最先端の優れた映像によって初めて伝わってくるものもあるよなと。昔やったドラクエも、本当はこういう風景だったのではないかと思わせる、リアル過ぎずデフォルメ過ぎもしない、絶妙な匙加減のCG映像はオッサンゲーマーすらもついつい感動させる力がありました。スクウェアとエニックスが合併して良かったンだな、、と今になってやっと実感できました。


ストーリーとしては、個人的にこれまでナンバーワンだった「5」とか、次いで「4」に匹敵する出来、いやある意味それ以上の仕上がりになってしまっていました。あれ、昔こんなことあったな?デジャヴかな?みたいな過去作のセルフオマージュもあったりして、「4」以降のストーリー性重視の路線の、一つの完成形と云える出来だったのではないかと。

一方ゲーム性については、これは時代を反映しているというか、一言で言えば簡単でした。最後まで全滅経験無しでクリアしてしまった。レベル上げと言うレベル上げも殆どなく。雑魚モンスターを適度に狩っていればいるとどんどん上がってしまい、やり過ぎるとバランスが崩れてきます。特に後半は、クエストをこなすために雑魚モンス狩りしてレアが沸くのを待っているとレベルがどんどん上がってしまい、ラスボスも緊張感を感じられなくなってしまうので、クエストコンプやアイテム蒐集はクリアしてからやった方が良いよと声を大にして言いたいデス。最終クリアレベルは91でした(爆


ともかく、やってみようかなって思っている人は絶対にやった方が良いです。ぜひPS4で。想い出の向こうにある、過ぎ去りし日々が鮮やかによみがえってくることでしょう。


「過ぎりし時を求めて」

このサブタイトルの意味を理解するには一旦クリアして後日談、と言う名の真の本編をプレイしなければならないわけですが、この後日談が、単なる「クリア後のお楽しみ」の枠を越えて、これまでのドラクエシリーズの歴史を振り返り、全てのナンバリング作品を一つのサーガとして繋ぎ合わせる鎖のような役割を持ってることに気付いた時に、震えました。いやまじで。しかもこれまで直接的な繋がりはないとされてきた「3」までの「勇者伝説」と、「4」からの「天空伝説」が、実は地続きの世界の話なのではないか?という多少強引な妄想を挟む余地すら与えられている。これがドラクエの最終作だと云われても不思議ではないくらい綺麗にまとめられていつつ、尚、プレイヤーに想像の余地を残したラストに感服しました。

トロフィーコンプするような根気と時間はありませんが、忘れてきた頃にまたプレイしたいと思わせる素晴らしい作品でした。


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